掃除が楽になるレンジフード取替えDIY - こまっちゃんチャンネル

　20年使用したシロッコファンタイプのレンジフードからスリムタイプへの取替えDIYをご紹介します。
　シロッコファンタイプのレンジフードは掃除の際に分解すると部品も多く大きいため、一つ一つを掃除するのが大変でした。
　今回パナソニック製のスリムタイプのレンジフードに取替ることとします。購入の際はレンジフード幅を測っておいて同サイズのものを購入しましょう。

既存のレンジフードを撤去する
原寸大型紙を壁面にとりつける
レンジフード本体を壁面に取り付ける
排気ダクト（アルミダクト）とレンジフード本体を接続する

既存のレンジフードを撤去する

　撤去の際に万が一手が滑って、レンジフードを落としてしまった場合に備えて、コンロの上を板やダンボールなどで養生しておきます。
　撤去中に意図に反してファンが回ってしまうと危険なのでブレーカーも落としておきましょう。
　それではここから撤去作業に入ります。掃除のときと同じ要領で外せる部品を全て外してしまいます。手が油でベタベタになるのでゴム手袋をした方が良いでしょう。
　次にレンジフードが固定されているネジ部分を確認して全てのネジを外していきますが、一番太い強度のありそうなネジは後回しにして小さいネジから外していきます。
　両サイドの太いネジが2本残ったあたりからレンジフードが転落する危険があるので慎重に作業します。私は一人で撤去作業をしましたが、ネジが残り1本になった時点で転落しないようレンジフード本体を片手で押さえながら、最後の1本のネジを片手でインパクトドライバーで外す必要があるため慎重に作業します。レンジフード本体が約20kg程度はあると思われますので自信のない方は二人で作業することをおすすめします。
　撤去が完了したら周囲の壁を掃除しておいてから新品のレンジフードを取り付けます。

　レンジフートの撤去が完了したら、排気ダクトも撤去してしまいます。再利用できればしてもいいのかもしれませんが、ダクト自体も劣化しているのであわせて取替えをおすすめします。

原寸大型紙を壁面にとりつける

　今回取り付けたスリム型レンジフードの重量は横幅90cmのもので13.5kgでした（幅の種類は60cm,75cm,90cmとあります）。取り付ける壁面にこの重量に耐えうる十分な強度が必要です。取替前のシロッコファンの方が相当重いのでそのまま壁面の補強はせずに取り付けることとします。
　取付面の壁面にレンジフード原寸大型紙を取付けます。カウンター天板から80cm以上にレンジフードの下端がくるようにして型紙を設置し、水準器をあてて水平に取り付けます。

レンジフード本体を壁面に取り付ける

　原寸大型紙を確認してネジ穴となる部分にマジックで印をつけたらインパクトドライバーに細いドリルを取り付けて下穴をあけます。下穴部分に固定のためのL字金具と本体下部をネジ止めすることになります。
　レンジフード本体に付属品のL字金具と排気ダクトを接続するためのアダプターを取り付けておきます。アダプターにはシャッター（虫の侵入を防止する蓋みたいなもの）がついていますので、取り付け方向を間違わないようにします。
　L字金具を取り付ける部分の下穴2ヶ所にネジを8割差し込んでおきます。慎重にレンジフードを持ち上げてネジにひっかけます。水平を確認し本固定します。

排気ダクト（アルミダクト）とレンジフード本体を接続する

　レンジフードに接続するアルミダクトはφ150（直径15cm）です。ホームセンターで1000円くらいで購入できます。接続部分をアルミテープで隙間なく貼り付けます。
　写真を見ていただくと、側方に排気しておりますが上方排気の方式で取り付けました。
　工事説明書には、深型シロッコファンから取り換える場合はアダプターアタッチメントが必要との記載がありますが、アタッチメントを取付けなくても問題なく設置できます。後方、側方排気の場合はアタッチメントが必要となってくる場合があります。排気口とレンジフードの接続部分が近すぎてアルミダクトを曲げることができる許容を超える場合にアタッチメントの購入が必要になると思われます。工事説明書にはシロッコファンからの取替えと後方側方排気の場合はアダプターアタッチメントが必要みたいな記載がありますが必ずしもそうではないと思われます。（現に私はシロッコファンからの取替えですが不要でした）
　電源プラグをコンセントに差し込み、ブレーカーを入れて作動点検をします。